変わりゆくもの、変わらないもの
8月に出版された、
『戦中戦後の軽井沢疎開生活と千ヶ滝分校の記憶』は、
1955年廃校の千ヶ滝分校に通った倉石文彰さんが、
同級生らに呼びかけ、19人の手記を集めたもの。

書き手は皆さん80歳前後ですが、
70年以上前のことをしっかり覚えていて、
戦時中の厳しい食糧難や、
終戦の日の朝の情景などを鮮明に綴っています。
この学校で撮影された、
日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」に、
エキストラ出演した思い出を書いている人も。

先日、同映画を見る機会があったのですが、
千ヶ滝分校をはじめ、草軽電鉄の走る姿や賑わう北軽井沢駅、
馬車での移動など、今では見られなくなった風景が新鮮でした。
本当にこれは軽井沢なのか、と思うのですが、
噴煙をあげてでんとかまえる浅間山が、
そのギモンを払拭させてくれます。
Netflixなどでも視聴可能なので、未見の方はぜひ。
9月10日発行の軽井沢新聞9月号では、
秋の読書特集ということで、町内の書店員らに
この秋読みたいイチオシの本を聞いています。
どうぞお楽しみに。
『戦中戦後の軽井沢疎開生活と千ヶ滝分校の記憶』は
Amazonでもお求めいただけます。
